- elisabeth addict
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- 烏有の空
- nine melted fiction
- 斑人間
- in all weathers
- celeste
- 雨上がりの優詩
京くん、お誕生日おめでとうございます
今日はなにを間違えたのか限りなく最前で、とても緊張しました
elisabeth addictが始まるまでは、京くんのライダース、ファスナーじゃなくてボタンなんだかわいいなあとか、京くんの咳払い聞こえた?!!とか思う余裕が少しだけ残っていたんですが、京くんが顔を上げてからは首を回すこともできなくて、終演までひたすら全神経を目に集中させて正面にいる京くんを観ていました
(念マスターして凝使えるようになったんじゃないかなってくらい)
開演のブザーがなってから、金かな?の額縁を施したようにした白いスクリーンが下りてきて、
見慣れた冷たい地面
窓を打つ いつもの風
見慣れた冷たい足に
零れる現実逃避
夕立が産んだ夢のない虹に
貴方は今日も誰かと
夢を食らう
と1フレーズずつ、京くんの朗読つき
その場の空気を大切にしながらとても丁寧に歌い上げていく京くんから、文字通り目を離すことができませんでした
ライブという場で瞬時に何種類もの声を使い分ける技術への感嘆ももちろんあるんですが、京という表現そのものに圧倒されっぱなしで…清春さんの『音殺』を思い出しながら、この場合は『京殺』という言葉がぴったりだななんて考えました
hidden oneでは歪んだような笑みを湛えながら歌う京くんがとても哀しく
前日にインタビューを読んだからかもしれませんがすごく孤独を感じてしまって、このひとはこのひとで在り続けるためにどれほどの重圧と闘ってきたんだろうと思わずにはいられませんでした
zephyrでは
愛してはいけない 貴方に
見えないフリで 受け止めて
の部分で文字がバラバラに降ってきました
瞼の裏に潜むいつもの私
誰かに
誰かに求められたい
自分を変えるわけでもなく
変えられるわけでもなく
今ここにいます。
白装束に頭を包帯でぐるぐるに巻いたひとが上手と下手から出てきて、
夕刻
沈黙
生
斑
優
破片
の文字のみが間隔を空けながらスクリーンに浮かび上がりつつ、2人が絡み合いながら包帯を巻きとりつつ
日本的なホラー映画が大の苦手なので、京くん早く戻ってきて(;∀;)!と祈っていました…怖かった……
京くんが戻ってきても2人とも残っていて、スクリーンに今度は大きな千手観音像が映し出され、京くんと3人で千手観音像を表現
いつの間にか2人は白い布を頭から被っていて、京くんの黒いそれと対照的で、計算し尽くされた演出に息をのむばかりでした
(でも本当に怖くて夜眠れなくなるんじゃないかと思いました)
in all weathersで終わりかなと思ったんですが、最後のピアノの前で曲が終わり、celesteへ
雨上がりの優詩ではスクリーンにステンドグラスの教会内部の写真が映し出され、モノクロから赤、カラー、そしてモノクロへと色調のみが変化していきます
曲が終わると無言でメンバーが捌け、京くんの映像・朗読とともに
眩しい貴方達の世界へ
密かな憧れと共に
この命を抱き抱え
そしてスクリーンの中の京くんが
「おやすみ」
エンドロールは映画のようだったんですが、ライブ中は本当に一瞬の気の緩みも許されない戦場にいるかのような緊張感が張り詰めていて、どっと疲れました…
楽しかったという感じでは決してないけれど、行ってよかった、また行きたいと心から思えるライブでした
明日もどんな世界を見せてくれるのか、とても楽しみです